未使用ピックアップの端子処理
| 処理方法 | メリット | デメリット | 実用評価 |
|---|---|---|---|
| 両端をアースに落とす | ノイズ源になりにくい | コイルがアース経由で負荷になる可能性あり(微弱な信号が混入) | △(実用上ノイズが少なくて快適に使えるが理論的には非理想) |
| 両端を浮かせる(完全切断) | 回路から完全に分離、理論的に理想 | 浮遊端子がノイズを拾う可能性あり | ◎(最も推奨、ただし配線に注意) |
| 片側をアース、片側を浮かせる | スイッチ構成によっては簡単 | 浮いてる側がアンテナ化してノイズを拾う可能性 | ×(避けたい構成) |
理論と実務のバランス
理論的ベストは「両端を浮かせる(完全切断)」。未使用PUが完全に回路から離れていれば、信号経路に影響を与えないし、ノイズ源にもなりにくい。
ただし、浮いてる端子が長いリード線でシールドされていない場合は、静電誘導でノイズを拾うこともある。この場合は端子を短く切るか、シールド線で処理すると安心。
両端アースは一見安全だけど、コイルがGND間に残ることで微弱な信号が混入する可能性もある。特に高ゲイン環境では注意。
片側だけアースに落とす構成は避けるべき。浮いてる側がアンテナのように働いて、ノイズの原因になることがある。